ロゴ購入後、サイン製作を依頼するのですがベクターデータって何?

ロゴ作成の注文からロゴマークの納品まで安心してご依頼いただけるよう下記の「ロゴ購入後、サイン製作を依頼するのですがベクターデータって何?(デザインについてのご質問一覧より)」の質問にお答えしています。ロゴデザインの提案など制作についてご不明な場合にご利用ください。また関連ページでは他の内容のご質問も掲載しています。ご不明点はロゴファーストのお問合せフォームよりご質問ください。


ご質問
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ロゴデザインを購入したあと、看板屋さんへサイン製作を依頼するのですが、発注時に必要なベクターデータとは何ですか?

ご回答
ご回答

ロゴを納品した後に、店舗の看板(サイン)や袖看板、壁面の立体文字(チャネル文字)などを作成される際、製作会社から必ずと言っていいほど「ベクターデータ(AIデータ)で送ってください」という依頼が届きます。普段パソコンを事務作業などで使っていても、この「ベクター」という言葉は聞き馴染みがない方も多いかもしれません。

 

結論から申し上げますと、ベクターデータとは「画像をどれだけ拡大しても、境界線が一切ぼやけたりギザギザになったりしない、数学的な計算に基づいたデータ形式」のことです。ロゴファーストでは、このベクターデータの代表格である「AI形式(Adobe Illustrator形式)」を標準で提供しておりますので、看板製作にも安心してご利用いただけます。

 

■1. ベクターデータとラスタデータ(写真データ)の決定的な違い

私たちが日常的に目にする写真(JPEGやPNG)は「ラスタデータ」と呼ばれます。これは色のついた小さな点(ピクセル)が網目のように集まってできているため、大きく拡大すると点の粗さが目立ち、ぼやけた印象になってしまいます。

一方、ベクターデータは点と線を数値(数式)で結んで描画されています。そのため、名刺のような数センチの印刷物から、ビル壁面の数メートルの看板まで、どれだけ大きく引き伸ばしても、ロゴの輪郭は常に滑らかで美しい状態を維持できます。店舗の入り口にお客様を迎える看板は、ブランドの品格を左右する重要な要素ですから、この「ぼやけない」という特性は必須条件となります。

 

■2. 看板製作の現場でベクターデータが求められる理由

看板製作には、単に「印刷する」だけではない、さまざまな特殊工程が含まれます。その工程においてベクターデータは不可欠な存在です。

カッティングシートのカットライン: 窓ガラスに貼る文字やロゴのカッティングシートを作る際、専用のマシン(カッティングプロッタ)がロゴの輪郭を自動でなぞって切り取ります。このとき、マシンの刃を誘導するための「線情報」を持っているのがベクターデータです。写真データでは機械がどこを切ればよいか判断できないため、製作ができません。
立体文字(サイン)の切り出し: アクリルや金属を文字の形に切り抜く立体看板(チャネル文字)でも同様です。レーザー加工機やNCルーターといった工作機械は、ベクターデータの数値情報を読み取って素材を精密にカットします。

 

■3. AI形式(Adobe Illustrator)が「標準」とされる背景

ベクターデータの中でも、世界中のデザイン・印刷・製作現場で業界標準となっているのが、Adobe(アドビ)社のソフトウェア「Illustrator」で作成された「AI」という拡張子のファイルです。

看板製作会社に「AIデータをください」と言われたら、それは「加工の土台となる完全なマスターデータをください」という意味です。ロゴファーストでは、この業界標準のAI形式で納品を行っております。また、看板屋さんが古いバージョンのソフトを使用している場合を想定し、互換性の高い形式で保存されたデータを提供することも、円滑な製作進行には欠かせない配慮となります。

 

■4. アウトライン化という重要な処理について

ベクターデータを入稿する際にもう一つ重要なのが、文字の「アウトライン化」です。これは、ロゴに使われている文字(フォント)を、単なるテキスト情報から「図形」に変換する処理を指します。

もしアウトライン化を行わずにデータを送ってしまうと、看板屋さんのパソコンに同じフォントが入っていない場合、別のフォントに置き換わってしまい、ロゴのデザインが変わってしまうというトラブルが発生します。ロゴファーストから納品するAIデータは、すべてこのアウトライン処理を適切に施しておりますので、どの看板屋さんへお渡しいただいても、意図したデザインのまま正確に製作が進みます。

 

■5. 看板屋さんへデータを送る際の注意点(重要)

ロゴの納品データ一式を受け取られたら、ご自身のパソコンで中身を確認しようと思われるかもしれません。しかし、AIデータは専用ソフト(Adobe Illustrator)がないと開けない場合が多いです。

無理に開こうとしてデータを破損させたり、誤って保存し直したりすることを避けるため、AIデータは開かないようご注意ください。内容はPDF(あるいはJPG)でご確認いただけますのでPDFをご利用ください。※特に、aiデータの取扱いが初めての場合などは、看板屋さんへ「ロゴファーストから届いたaiフォルダごと」転送することをお勧めします。お送りするダウンロードURLをそのままコピペして業者さんへメール送付(あるいはフォームから送付など)していただいても先方でデータをダウンロードしていただけます。

 

また、当店の電話受付の時間内でしたらお問合せへの対応も可能ですのでお気軽にお問合せください。当店の営業時間外で、データをすぐ業者へ渡さないといけないという場合は、aiフォルダ内にあるlistというファイル名のついたデータをお渡しください。listはフルカラー、グレースケール、黒1色のデータが全て載ったデータです。先方から確認用画像も送付するよう言われた場合は、納品データのPDF形式のファイルを一緒にお渡しください。

 

■専門デザイナーが考える納品データの重要性

ロゴは作って終わりではなく、実際に看板や印刷物として形になり、お客様の目に触れることで初めて生命が宿ります。どんなに素晴らしいデザインであっても、データ形式が不適切で看板の仕上がりが美しくなければ、それは「完成」とは言えません。

私たちは、納品後の使い勝手までをプロの仕事として捉えています。看板製作、ショップカードの作成など、あらゆるシーンでトラブルなくスムーズに運用できるよう、整理された高品質なベクターデータをお届けします。初めて看板の発注をされるオーナー様や起業家様にとって、製作会社とのやり取りは不安なことも多いかと思いますが、納品後、データの仕様について不明点があればお気軽にお問合せください。

 

今回、ロゴマーク作成専門店のロゴファースト(LOGO FIRST)にお問合せいただいた「ロゴデザインを購入したあと、看板屋さんへサイン製作を依頼するのですが、発注時に必要なベクターデータとは何ですか?」のご質問のほか、ロゴマーク作成に関する専門知識、サービス内容等に関するご質問がございましたら、豊富なキャリアをもつロゴマーク専門デザイナーが回答いたします。ロゴ作成にあたるデザイナーは、行政機関・大手企業・教育機関・医療機関への制作実績がございますのでご安心ください。初めて会社を起業・開業されるお客様からの素朴な疑問にも回答しております。

※ロゴマークの著作権などの知的財産全般についてのご相談は承っておりません。